今日は何がある? 材料と時間から一つ選ぶ

下の時間は、始めるときの目安です。最後まで続ける約束にはせず、途中で興味が移ったら終えてもかまいません。

家にあるもの遊びまず試す時間の目安最後に残すもの
川の写真一枚、またはスマホの写真写っているものを見つけて比べる5〜10分一番気になったものの名前や形
魚や水辺の図鑑二匹の魚の形を比べる10〜15分違いを一つ、疑問を一つ
紙と鉛筆・色鉛筆紙の魚を作って並べる15〜30分魚と、次に描きたいもの

時間の長さで遊びの価値は変わりません。「あと少しやりたい」と思ったら続け、飽きたら次の雨の日へ取っておけます。

写真一枚で遊ぶなら、魚以外も探してみる

大人が「何が写っている?」と聞き、子どもが見つけたものを指さします。魚が写っていなくても、丸い石、流れている葉、木の影などから始められます。

  1. 子どもが気になったところを一つ選ぶ。
  2. 大人も別の場所を一つ選び、互いに見せる。
  3. 「同じ色」「似た形」など、二つを比べる。
  4. 気になったことを一つだけメモする。

たとえば石の後ろに黒い形が見えたら、「魚だ」とすぐ決めずに「石の後ろに黒い形がある」と言ってみましょう。拡大しても分からないことはあります。写真で見えたことと、想像したことを分ける練習にもなります。

スマホなら大人が写真を選び、通知や別の動画が気にならないようにしてから一緒に見ます。印刷は必須ではありません。自分たちの川の写真がない場合は、図鑑の写真を一枚選んでも遊べます。

図鑑を開くなら、「名前当て」より形の見比べ

同じページや近くのページから、気になる魚を二匹選びます。「どちらが正解?」というクイズにせず、口、尾びれ、模様のうち一つだけ比べてみてください。

比べるところ子どもへの声かけ書き残す例
口どちらを向いているように見える?一匹は前、もう一匹は下に口があるように見えた
尾びれ先は丸い? 分かれている?先が二つに分かれた魚を見つけた
模様線や点はどこにある?横に線のある魚と、点のある魚を比べた

これは書き方の例です。実際に選んだ魚の写真や説明に合わせて言葉を替えましょう。写真の角度や体の向きで見え方が変わるので、分かりにくい部分を無理に決める必要はありません。

小学生なら、「口の向きは食べ方と関係するのかな?」と疑問を作り、その魚の解説へ進めます。本に書かれている説明には題名やページを添えて、見ただけで考えたことと区別してください。記録の仕方は川の自由研究で参考資料を残す方法で確認できます。

手を動かしたい日は、紙の魚を並べてみよう

白い紙に魚を描いて、もう一枚の紙を川に見立てて並べます。白い紙に色を塗れば、色画用紙を買い足さずに作れます。幼児は大きな魚一匹、小学生は尾びれや模様を変えた二匹など、作りたい数で遊んでください。

  • 大人が大まかな魚の輪郭を描き、子どもが模様を加えてもよい。
  • はさみが難しければ、大人が切るか、紙をちぎった形を魚に見立てる。
  • 紙の川に、石や草も描き足してみる。
  • 完成したら、上から一枚撮って残す。

はさみやのりは製品の対象年齢と使い方を確認し、大人がそばで見守ります。小さな紙片を口に入れる子がいる場合は、細かいパーツを作らず、使い終わった材料を片付けましょう。

工作は、好きな色の魚が泳ぐ想像の川でも楽しめます。ただし、実際にその川にいる魚を記録した作品と混同しないよう、「これは想像で作った川」と話しておきます。図鑑の魚を参考にした場合は、本の題名を作品の裏へ添えると、後から見返せます。

平らに並べた魚を立ててみたくなったら、紙の魚と川のジオラマの作り方へ。魚を支える紙の寸法と、印刷して使える型紙を用意しています。

幼児と小学生では、大人の手伝いを変える

幼児には、やることを一つずつ伝えます。「魚を一匹選ぶ」「好きな色を塗る」のように、大人が準備の途中を引き受けると、子どもは好きな部分に取り組めます。

小学生には、材料や見比べる魚を選ぶところから任せてみましょう。説明を全部写すより、「二匹で違うところを一つ教えて」と聞くと、本人の発見を残しやすくなります。

きょうだいで遊ぶ場合も、同じ作品を同じ速さで作らなくて大丈夫です。上の子が図鑑を調べ、下の子が色を選ぶなど、それぞれの楽しみ方を認めます。

描いたものを残したくなったら、スケッチブックにまとめる

写真からのスケッチや魚の絵が増えてきたら、一冊のスケッチブックに描きためると、前の絵も見返せます。候補は、マルマンの「図案スケッチブック B5・S140」です。画用紙24枚で、描く面の大きさは縦172×横250mm。表面に凹凸があり、鉛筆などで描く用途の紙です。

写真を横に置いて一匹を大きく描いたり、日付と短いひと言を添えたりする使い方に向きます。工作で切り取る紙を大量に使いたい場合は、ばらの画用紙のほうが合うこともあります。すでに使いかけのノートや白い紙があれば、まずはそちらで始められます。

「雨の日に描いた魚を、次に川へ行く前にも見返したい」と思ったら、一冊に残す用紙を選んでみてください。 S140の寸法が机に置きやすいか確認し、メーカー案内の楽天公式店で、品番・冊数・送料を含む総額を確かめてから購入できます。

マルマン「図案スケッチブック B5・S140」の仕様と楽天公式店の案内を見る

次の晴れの日に確かめたいことを、一つ残す

遊び終わりに「今度の川で何を見たい?」と聞いてみましょう。「石の形を見たい」「岸から水面の模様を眺めたい」など、家で気になったことが次回の観察になります。

その材料を集めるために、雨の川へ出かける必要はありません。国土交通省の川の安全利用の案内でも、その場で晴れていたり雨が少なかったりしても、上流の大雨による急な増水が起こり得るとされています。

雨がやんだことだけで川へ行くと決めず、次の外出時は天気、上流の雨、水位、施設の閉鎖情報を改めて確認します。詳しくは雨のあとに川遊びを見合わせる判断へ進んでください。

雨の日の川の生き物遊びでよくある質問

図鑑やプリンターがなくてもできますか?

スマホにある川の写真を一枚見るか、白い紙に好きな魚を描くところから始められます。印刷や専用教材は必須ではありません。写真もなければ、思い出した川の景色を大人と話して描いてみましょう。

雨の日に生き物を捕まえてきてもいいですか?

この遊びのために川へ採りに行かず、家にある写真や本、紙を使ってください。現地の雨が少なくても、上流の雨で急に増水することがあります。生き物を用意しなくても遊べます。

子どもがすぐ飽きたら、どうすればよいですか?

最初から全部を完成させようとせず、写真の中から一つ見つけたところで終えてもかまいません。「今日はこれを見つけたね」と話し、描きかけの紙は次に使えるように残します。ほかにやりたい遊びがあれば、そちらへ移ってみましょう。

家で見つけた一つを、次の川辺へ

写真の石の形、図鑑の尾びれ、紙に描いた模様。どれか一つを親子で話せたら、次の散歩で見る楽しみが増えます。まずは手元の写真か紙を一枚、机に置いてみてください。