材料は、台座・魚・支えの三つに分ける

作業する机を空け、完成後に置ける大きさを決めます。ここでは、手元で動かしやすい小さな台座に魚を一匹立てる作り方を紹介します。

役割用意するもの家にあるものを使うなら
台座厚紙、浅い空箱の底やふた清潔で乾いた菓子箱など。大人が不要な部分を切る
川の色青い紙、白い紙と色鉛筆白い紙を青や緑に塗る
魚・石・草画用紙薄い紙は厚紙に貼ってから使う
魚の支え少し厚い紙の短冊画用紙の切れ端
描く・つなぐ道具鉛筆、色鉛筆、紙に使えるのり、はさみ子どもが扱えるものを選ぶ

材料を集めるために川へ行く必要はありません。石も草も紙で作り、水は入れません。汚れや鋭い部分、外れかけた金具のある箱は使わず、大人が先に確かめてください。

はさみやのりは製品の対象年齢と使い方に従い、大人がそばで見守ります。小さな紙片を口に入れる子がいる場合は、大きなパーツだけにして、切れ端をその都度片付けましょう。

1.川の台座を作る

厚紙や浅い箱の底に、青い紙を貼ります。白い紙を使うなら、青・緑・茶などで川や岸を描いてから貼ってもよいでしょう。

最初に台座全体を飾り込まず、魚を立てる場所を一つ空けておきます。のりが乾く前に魚を付けると、紙がずれやすくなります。製品の説明に従い、貼った紙が動かなくなるまで待ちます。

2.魚を描いて、輪郭に沿って切る

魚の胴体を大きな楕円にして、尾びれを付けます。細いひれをたくさん作るより、大きな形から始めると切りやすくなります。目や模様は、切る前に描いておきましょう。

魚の形を描くのが難しいときは、下の台紙を使えます。魚二匹と、幅2cm・長さ6cmの支え二本を用意しました。実際の種類を見分けるための形ではなく、自由に色を塗る工作用です。

魚とL字の支えの台紙を開く(A4・SVG)

A4縦・倍率100%を基本に、印刷のプレビューで全体が入っていることを確認してください。厚紙への直接印刷は、プリンターが対応する紙だけにします。普通紙に印刷して画用紙へ貼るか、輪郭を写して使う方法もあります。印刷できなければ、自分で魚と長方形を描けば作れます。

3.短冊をL字に折って、魚を立てる

魚を立てる役目をするのが、紙の支えです。幅2cm・長さ6cmほどの短冊を一本用意し、中央で直角に折ります。横から見たときの形が「L」になります。

  1. 短冊の半分を、魚の裏側へ貼る。
  2. 残り半分を台座に沿わせる。魚の下端が台座に近くなる位置で調整する。
  3. いったん手を添えて立て、前や横から見て位置を決める。
  4. 台座に沿わせた部分を貼り、接着が安定するまで支える。

支えが正面から目立つ場合は、魚の胴体の後ろへ寄せます。魚の高さや紙の硬さで、立ちやすさは変わります。台紙は小さな魚を立てるための寸法なので、大きい魚を作るときは支えも大きくしてください。

4.石や草を足して、置く場所を考える

魚が立ったら、紙の石や草を一つずつ足します。石は丸く切った紙を平らに貼ってもよく、草は下端を折って台座へ貼ると立てられます。

「魚が見えるように、草を少し横へ動かそう」など、前からの見え方を親子で相談してみてください。すべて貼る前に置いてみると、やり直しがしやすくなります。

好きな色の魚が泳ぐ、想像の川でも楽しめます。実際の川を参考にした作品にする場合は、写真や図鑑を見て、参考にした部分と想像で足した部分を分けて話しましょう。実際のすみかや食べる・食べられる関係を表したい場合は、図鑑などの説明も確かめてから配置を考えます。

魚が倒れる、紙が曲がるときの直し方

困ったことまず確かめること直し方の候補
魚が前後に倒れる支えが小さすぎないか、折り目が広がっていないか幅の広い支えに替える。必要なら二つ使い、台座に貼る部分を前後へ向ける
魚の体が曲がる紙が薄い、魚が大きすぎるなどがないか裏へ厚紙を貼るか、小さな魚に作り替える
貼ったところがずれるのりが乾いているか、量が多すぎないか製品の使い方を確認し、乾くまで触らず待つ
箱を持つと外れる台座が曲がる、魚をつかんで運んでいないか箱や台座を両手で下から支え、大人が運ぶ

最初から全部を接着せず、一匹が立つか試すと直しやすくなります。紙や接着剤によって仕上がりは変わるため、しっかり立つことを確かめてから次の魚を増やしましょう。

幼児は模様、小学生は支えの工夫を担当

幼児なら、大人が魚と支えを切り、子どもは色や模様、置く場所を選びます。小学生なら、同じ魚に幅の違う支えを付けて、どちらが立ちやすいか試しても面白いでしょう。

きょうだいで作る場合は、一人一匹の魚を同じ川へ置く方法もあります。全部を同じ形や色に揃える必要はありません。名前を書きたい子は、台座の裏に作者名と作った日を添えられます。

色を増やしたいときは、小さめの色画用紙を一冊

魚、草、石の色を塗り分ける代わりに、色画用紙から選んで作る方法があります。候補は協和紙工の「色画用紙 セミB5・45-033」。メーカーの商品情報では、175×253mm・10色20枚と案内されています。

小さな魚や草のパーツを何色か作りたいときに選べます。大きな箱を一枚で覆いたい場合は寸法が足りないことがあるため、先に台座を測ってください。紙の支えは一度試し、弱ければ厚紙を重ねます。色画用紙があれば必ず倒れなくなるわけではありません。

「魚と草を違う色で作ってみたい」と思ったら、必要な色を子どもと選んでから買い足しましょう。 45-033の販売ページでは、1冊とケース販売を取り違えず、色数・枚数・送料を含む総額を確認してください。まず家にある紙で一匹作ると、買い足したい色や大きさも決められます。

協和紙工「色画用紙 セミB5・45-033」1冊の販売条件を見る(アスクル)

完成したら、正面と上から一枚ずつ残す

正面の写真には魚の立ち方、上からの写真には川の配置が写ります。「支えを太くしたら立った」など、工夫したことをひと言添えると、次の工作にも使える記録になります。

作品は乾いた場所に置き、小さな子やペットが口にしないよう管理します。濡れたり壊れたりしたパーツは大人が取り外してください。紙や箱は地域の分別方法に従って片付けます。

紙の川の工作でよくある質問

色画用紙がなくても作れますか?

白い紙を塗って使えます。薄い紙は魚や支えが曲がりやすいため、家にある厚紙へ貼って補強するか、小さめに作りましょう。台座にも、清潔で乾いた空箱を使えます。

幼児がはさみを使えなくても楽しめますか?

大人が輪郭や支えを切り、子どもは色を塗る、模様を描く、置く場所を選ぶ部分を担当できます。細かい紙片が出たら片付け、口に入れないように見守ってください。

本物の水や石を入れてもいいですか?

この作り方は紙を使う乾いた工作です。水を入れると紙や接着部分が弱くなるため、青い紙で水を表します。石も紙で作れば、重さで台座が曲がるのを避けられます。

最初の一匹が立ったら、次の景色を考えよう

一匹立てられたら、草を一本足すだけでも川の景色が変わります。「次は何を置こう」と話しながら、親子の川を少しずつ広げてみてください。